Tuesday, November 11, 2008

財テクブームに乗ったあるサラリーマンの嘆き

中堅流通業者の役員チャン・ヨンハクの年収は7200万ウオン(約480万円)。自らを韓国社会の代表的な中産層だと考えている彼は、米国から始まった金融危機の影響で、大きな打撃を受けている。「周りの雰囲気にのまれて、財テクとか何とかいってよくわかりもしないまま、不動産や株に手をつけてしまいました。振り返って考えてみると、その頃はすでにタイミングを逃がしていたようです」
彼の悩みは三つある。まずは何よりもローンを組んで買ったマンションの値段が急激に下がっているのに、ローンの利子は上がり続けていること。
彼は06年末に、ソウル市内の持家を売った2億7000万ウオンにローンで借りた3憶ウオンを加えて、無理して168㎡のマンションを5億7000万ウオンで購入した。
「当時は不動産を買わないと、ブームに乗り遅れるかもしれないという焦りがあったです」
購入後1年間は1億ウオン以上もマンション価格が高騰し、帳簿の上では利子を払っても儲かるはずだった。
しかし、今年初めからマンション価格がじわじわと下がる始め、現在では相場が購入価格よりもかなり下がっているという。チャンは、そういったことを考えると夜も寝れないと言う。
マンションを売ってどうにか損失を減らしたいが、それもなかなか難しい。それどころか、ローンの金利が現在、10%にまで上がっているので、利子を払うのもままならない状態だ。

やることすべて仇に
昨年末に投資したファンドも悩みの種だ。
「韓国総合株価指数が2000ポイントを超えているのに、ファンドに投資しない奴は馬鹿だ」と言われて、一足遅く駆け込んだのが不幸のもだった。
結婚したときに始めた貯蓄型保険がちょうど満期になっていたので、戻ってきた4500万ウオンを手に証券会社に向かった。そこでは、資源の豊かなブラジル株が有望だという理由「BRICsファンド」を勧められたものの、それがいまでは半値になってしまった。
さらに、韓国ウオンのレートの急落も彼を苦しませている。
彼は中学1年生の長女から、ほかの友人たちのように米国やカナダへ語学研修に行きたいと、駄々をこねられ、昨年の8月から米国に留学をさせることにした。キリスト教団体が運営する学校なので学費が安いと聞いて、渋々、許したのだ。
しかし、当時1ドル920ウオンだったレートが、いまでは1400ウオンほどまでに下がってしまった。それいよって、毎月送るホームステイの費用800ドルも70万ウオン程だったのが、いまでは100万ウオンを超える。小遣いや教材費、そして生活費まで考えると、一年の仕送り額がほぼ倍に増える計算になる。
数日前、電話で娘に帰ってこないかと言ってみたが、泣き出してしまい説得できなかった。
新聞に出ている金融アナリストのアドバイスが役に立つかもしれないと、一生懸命読んでみたが、どれもこれも「今はとりあえず待つしかない」ということしか書いていない。
彼の心はむなしくなるばかりだった。

中堅・ちゅうけん・backbone
流通・りゅうつう・distribution, logistics
自ら・みずから・oneself
中産層・ちゅうさんそう・middle class
振り返る・ふりかえる・look back
逃がす・にがす・set free (X wo)
持家・もちいえ・ones own house
焦り・あせり・urgency
高騰・こうとう・sky rocket, shoot up
じわじわ・gradually
相場・そうば・market
どうにか・
仇に・あだに・
昨年・さくねん・last year
指数・しすう・index
貯蓄・ちょちく・savings
有望・ゆうぼう・promise
半値・はんね・half price/value
駄々をこねる・だだをこねる / fret, be fretful
仕送り・しおくり・allowance
空しい・むなしい・empty, useless

TEST
backbone
distribution, logistics
oneself
middle class
look back
set free (X wo)
ones own house
urgency
sky rocket, shoot up
gradually
market
last year
index
savings
promise
half price/value
fret, be fretful
allowance
empty, useless

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